人生100年時代?副業は当たり前にできる時代が来る!?
どうも!ビジネスコアラです🐨
前回から色々あり、少し投稿が空いてしまいました。気を取り直して2回目の投稿していきます。ぜひ見ていってください!
さて、いま日本で100歳まで生きている人がどれくらいいるのか知っていますか?
なんと2019年時点で7万人を超えたそうですね。
海外を含めると人数はもっといるんじゃないでしょうか?
あまり実感が湧かないですよね。
でも、人は100歳まで生きるようになってきていることは確かです。
人数もこれからさらに増えていくことは確実でしょう。
そしていま、定年の延長が政府によって決定され、2021年4月から70歳定年法が施行されることが決まりました。
これが高齢化社会と言われる日本で意味することはなんでしょうか?
つまり、人生において働く期間がさらに長くなります。
いまの30代以下の人たちはさらに80、90と伸びていく可能性はかなり高いです。
その前提に立った時に、社会は、個人はどう変化し、対応していけばいいのでしょうか。
おじいちゃん、おばあちゃんになるまでこのつらい労働を続けなきゃいけないの?と不安になるかもしれません。
でもそれは、この事実に気づき、今のうちから対策を立てることで回避できるかもしれません。
今後どのような時代が訪れるかという手がかりと発見、それを紹介していきます。
では今回紹介する本は「LIFESHIFT 人生100年時代の人生戦略」です🐨
この本は世界中でベストセラーになり現在では20以上の言語に翻訳され、世界中で読まれています。
ロンドンビジネススクールという世界最高位のビジネススクールに在籍する2人の名教授によって書かれました。
「人は100歳まで生きるようになる」そんな人生100年時代に生きる私たちにはどんな変化がこれから起こるのだろうか?働き方、学び方、結婚、子育てなどの価値観がどう変化し、これから新しくなる急激な変化に個人でどう対応していけばよいのか?そんな私たちにヒントを教えてくれる戦略的人生設計書となっています。
目次
1.今までの人生設計が機能しなくなる
2.無形資産を高めていかないとヤバい
3.個人と企業に求められるもの
※この本はとてもボリュームが大きいので、大事なところすべてを伝えきるのはとても難しいです。なので特に大事だと思ったポイントについてビジネスコアラの視点も交えながら伝えていければと思います。
1.今までの人生設計が機能しなくなる
人生100年時代と言われても、じゃあ自分は何歳まで働かなきゃいけないの?
という疑問にはまず老後と年金を考えなくてはなりません。
日本ではもう年金には期待できないと言われています。
若い人は特に。
簡単に言えば、寿命の上昇と出生率の低下により、払う人よりもらう人の方が多くなってしまってい、今の年金の仕組みが成り立たなくなってきているのです。
実はそれは世界中で同じ傾向のようで特に日本は少子高齢化が最も進んでいる国なので、この年金問題は最も深刻なのだそうです。
つまり、年金は事実上崩壊しました。
たとえもらえたとしてもほんの一握りで今までのような「年金だけで暮らす」ことなんてとてもじゃないが難しくなってしまいました。
その事実を暗に報告しようとしたのが、2019年金融庁の報告書で話題となった老後2000万円問題でした。
本書ではこの年金問題の解決策として以下のことを述べていました。
1、国民が税金や保険料を納める期間を長くするため働く期間を延長すること
2、年金支給期間を短くすること
3、年金支給を所得や資産の少ない人に限定すること
この方向に進むことはもはや避けらず、老後のお金は個人で対策していかなければならなくなるということです。
つまり、60~65歳で引退して老後は年金で悠々自適に暮らすというこれまでの理想とされた教育→仕事→引退という人生設計は人生100年時代には通用しなくなったと考えられるのです🐨
2.無形資産を高めていかないとヤバい
この長い人生を豊かに過ごすためには車や家などの有形の資産も大事だけれど、
家族や友人、高度なスキルと知識、健康などの無形の資産も人生を豊かにするには欠かせません。
といっても、ジムに行ったり休日に家族で出かけたり、趣味を楽しんだりするにはお金は重要です。
しかし、そのお金は知識やスキル、人間関係などの無形資産によって得られる側面があります。
つまり、有形と無形の資産は相互にプラスの関係をもたらすのです。
だからこそ、無形の資産に着目してみましょう。
本書ではこの無形資産を3つに分けています。
①生産性資産
人が仕事で生産性を高めて、所得を増やすのに役立つもののことで、主にスキルや知識のことを指します。
②活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福のことを指しています。主に健康、友人関係、パートナー、家族などを指します。
この活力資産を備えていることはよい人生を送るための重要な要素とされているそうです。
③変身資産
主に自分についてよく知っていることや多様性に富んだ人と繋がりをもっていることや新しい経験に対して前向きな姿勢をもっていることを指します。
たとえば古い常識ややり方に疑問を投げかけることをいとわない姿勢、他の人たちの生き方と働き方に興味を持ち、新しいことを試す姿勢などです。
人生100年時代は変化が激しく、誰もが職やスキルなど多くの変化を経験します。
だからこそ、これらの資産がより良い人生を送るために重要な要素となるのです。
この3つをまとめると、この長寿化時代には
・評価が高く、どこでも通用するスキルや知識を持つこと
・より長く働くための健康や脳を維持すること
・人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力を備える
今のうちからこれらの無形資産に投資をしていくことが求められています。
これをしてきた人としてこなかった人とではそのあとの人生で差が生まれるのは避けることができなくなるかもしれません。
インターネットやスマホ、ZOOMを使えこなせないおじさんになってはダメです。
3.個人と企業に求められるもの
100歳まで生きるということは、人の寿命>企業の寿命となり生涯で1つの会社に勤め上げること自体が難しくなるということです。
それは誰もが人生で何度も職場を変える可能性が高くなることを意味します。
今やっている仕事を70、80歳まで続けられますか?
つまり、ほとんどの人はキャリアのどこかで移行を経験せざるをえなくなるというのです。
年金制度の恩恵が受けられず、教育→仕事→引退という当たり前だった3つのステージが機能しなくなる私たちはどうすればよいのでしょうか?
この本では人生がマルチステージ化し、新しい働き方を実践する人が出てくると述べています。
その中でも印象的だったのがポートフォリオワーカーと呼ばれる様々な活動に同時並行で取り組む個人です。
たとえば、一週間のうち数日は仕事をし、1日は地域コミュニティの活動に従事、別の日は趣味に打ち込んだり、慈善団体の理事会に出席するなどです。
今でいうと平日はフルタイムの正社員として働き週末の休日は副業としてユーチューバーをやったり、私のようにブログを書いたり、クラウドワークスで単発の仕事をしたりなどがこの働き方に近いと考えられますね。
そして人生は教育→仕事→引退からマルチステージ化して人生の途中でスキルや知識をつけるために大学に通ったり、出世の道筋からはずれて自分のビジネスを始めたりする人も出てくるそうです。
今後は働き方や個人の生き方はより多様化していくと言えます。
そして、会社も年齢による差別をやめ人材を柔軟に受け入れるべきであると提案しています。
感想
以上が大事なポイント3つを紹介しました。ここで触れたのは全体のなかのほんの一部分であり、内容はもっと奥深く、他にも様々な問題や提案に言及しています。
本当はもっと書きたかったのですが、これでもかなり簡潔に単純明快に書きました。
この本は400ページと厚みがあり、読み切るのがとても大変でかなり時間がかかりました。あまり時間をかけたくない人はマンガ版やユーチューブで動画も上がっているので、そちらを参考にしてください。
【14分で解説】LIFE SHIFT(ライフシフト)~100年時代の人生戦略~【結論、ワークライフバランスを死守すべき】
本を読んでから変わったこととしては、20~23歳くらいまで勉強し、そこから60歳まで働いて老後は自由に暮らすという当たり前のことがもう当たり前じゃなくなるということです。
本を読んだ後もユーチューブで様々な情報を調べていき、この本の内容が現実になっていきそうだなと実感し始めています。
以下に面白い情報を見つけたので載せておきます。
今後の将来に不安を抱えている20代へのおすすめビジネス本の紹介!
はじめまして!ビジネスコアラです!🐨
はじめてのブログ投稿で緊張しますね。
私が初めて紹介する本は「投資家みたいに生きろ」という本です。
投資家であり、ファンドマネージャである藤野英人さんが今後のキャリアや人生に悩める人に向けて書かれた本です。タイトルどおり、投資家になれというのではなく、投資家のような考え方を取り入れろというメッセージが印象深く、よくある情報商材的なものを勧めているものとは一線を画しています。
下記にこの本の重要なポイントを3つ紹介したいと思います。
1.お金はエネルギーを詰めた缶詰
2.目に見える資産と目に見えない資産
3.自己投資
1.お金はエネルギーを詰めた缶詰
お金には2つの側面があります。
・「過去の缶詰」という側面
人が過去に行ってきた努力や働いて得た給料、時間、または遺産など過去の結果が詰まっているということ。
・「未来の缶詰」という側面
お金は自分のために使うだけでなく、使い方次第でほかの人を幸せにすることもできる。お金は常に未来に向けられるものである。
つまり、なにかやりたいことがあればお金は可能性、選択肢、自由だと感じられ、お金は好きと思えるようになります。
反対に、やりたいことがない場合お金の過去にフォーカスされ、「お金は自分の評価をつきつけるものだ」「他人と比較されるものだ」とネガティブになり、お金のことが嫌いになってしまいます。
投資家のように考えるには、お金のことをもっと知り、好きになろうというその姿勢が大切だということです。
2.目に見える「資産」と目に見ない「資産」
「資産」と聞いて思い浮かべるものとして、お金や商品、人によっては土地や株などがあるのではないでしょうか。これらが、いわゆる目に見える「資産」です。
では、目に見えない「資産」とはなにかというと仕事で身に付けた「スキル」、毎日働き続けるための「健康的な体」、「幅広い人間関係」などです。
サラリーマンは自分の時間や労力を会社に投入することでお返しとしてお金、つまりは給料を受け取っています。ようするに、お金や商品が得られるから自身の時間、労力などのエネルギーを使っています。
家や車を買う、スーパーで食べ物を買うといった日常の消費活動もお金を使うことでモノやサービスを得られる行為で、生活には必要不可欠なことです。
しかし、目に見えるものばかりを追い求めると、人生は空虚なものになるといいます。いわゆる社畜生活です。
そこで、目に見える「資産」ではなく、目に見えない「資産」が重要になるといいます。
3.自己投資
その目に見えない「資産」であるスキル、健康、人間関係などに投資をすることを「自己投資」と呼びます。この考え方を自身の人生に取り入れることで、社畜人生を大きく変えることができます。
具体的には、ただ毎日働くだけでなく、転職や起業の道を探り、ほかの業界でも「通用するスキル」を磨くこと。
自分の時間で他業界の知り合いや外国人と交友関係を築き、会社以外の人間関係を構築しておくこと。
今の会社で頑張っても成果をあげても給料が上がらない人は多いと思います。そんなときこそ、見えない資産を意識して自己投資をしていきましょうと主張しています。
感想
この本を読んだ感想として、はじめは投資のHow to本なのかと思いましたが、全くそんなことはなく「投資」そのものの本質や考え方、それを自分自身の人生に取り入れていこうというメッセージが強く感じられました。今の会社に勤め続けてもいいのか。
今後の将来に漠然とした不安を抱えている。でもなにをどうしたらいいのかわからないと思っている人にとてもおすすめな本です。
私自身は今後の人生に漠然と不安を抱えて悩んでいた時にこの本に出会いました。
そして、この本を読んで以降、お金を使うときにこの買い物する際は「投資」なのかそれとも「浪費」なのかを考えるようになりました。会社の人とのコミュニケーションも積極的に取りにいこうと思えるようにもなりました。
私のようにこの本に出会い、少しでも自分の人生や考え方に変化を生み出せる人が増えたらいいなと思っています。